気候変動、エネルギー移行、資源循環、ネイチャーポジティブ、人口減少、超高齢化、地域産業の停滞、「知の過疎化」など、多層的で相互に絡み合う課題に取り組み、持続可能な社会を構築するためには、異なる立場や専門性を持つ複数の主体が相互に学びあい(Co-learning)ながら、新たな理解や知識、行動を共創していく必要があります。
本研究センターでは、持続可能な地域社会の実現に向けて、地域・大学・企業が自律的に共創・協働して変革を進めるための地域共創基盤構築についての研究開発を行うことをミッションとします。
地域・大学・企業の「すれ違い」を乗り越えるため、交流・対話・熟議を通して専門知と地域知とをお互いに学び合い・共有(Co-learning)し、地域のビジョン・シナリオを共創していくための手法を開発する。
地域・大学・企業が交流し、対話・熟議を行うための物理的な共創の場や、ICTを利用した仮想的な場の構築手法を開発する。
地域での技術・システムの担い手の不足の解消や、地域に学び地域に貢献する研究者・技術者を増やすため、地域側と大学・企業側で地域人材育成を行うための手法開発と実証を行う。
地域共創基盤構築のためのロジックモデルおよび進捗管理を行うためのKGI・KPIの開発を行う。
大学・企業の持つ技術・システムについて、地域のニーズに基づいて経済・環境・社会的影響を評価する先制的ライフサイクルマネジメントを行い、地域・大学・企業とのCo-learningの場でのビジョン共創に向けた情報提供を行う。また、地域と大学・企業との間をつないで技術・システムの地域での実験等の実施を支援する方法についても実証を行う。
学内の関連部署と連携し、地域・大学・企業が共創を進めるための研究組織のあり方について検討を行う。
専門は持続性科学、人文地理学(行政地理学、都市地理学)、LCA、地域政策。Co-JUNKAN拠点の研究開発課題2リーダー。課題1~6を担当。
専門は建築学(設計、木造建築、プロジェクトデザイン)。木材利用や災害復興、二地域居住に関する作品・著作がある。課題2,3を担当。
専門は建築学(意匠、室内空間)。「シェア」をコンセプトとした建築設計・空間設計。グッドデザイン賞を何度も受賞。「窓」の開発にも関与。課題2,3を担当。
専門は建築学(建築生産、木造建築)。Co-JUNKAN拠点のフィールドの1つである佐渡で20年にわたって活動。課題2,3を担当。
専門は教育学(教育社会学・キャリア教育)。本学では教職課程担当。課題1,3を担当。
専門は持続性科学(持続性指標)。ドイツ・ロイファナ大学で博士号を取得。主に課題1,4を担当。
専門は地域社会学(ソーシャルキャピタル)。課題1,4を担当。宮崎県えびの市在住
専門は公共哲学/熟議。課題1,4を担当。千葉大学特任研究員
専門はエネルギー工学。課題1,5を担当。(国研)産業技術総合研究所研究員